秋のバラの楽しみ方について
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
今年も10月15日(土)~11月13日(日)の期間、秋のバラフェアを開催します!!
バラフェアまでの約1か月間、ローズガーデンの様子やイベントの情報など5回に分けてお知らせしていきますのでお楽しみに!!
9月16日に投稿した第一回目のブログはこちらから
それでは、本日第二回目の内容はこちらです!
———————————————
秋のバラの楽しみ方について
・春とは異なる秋のバラの色、香、実について
・これからバラを育てたいと考えている方におすすめのバラの品種について
(地植え・鉢植えに適した品種、香りの良い品種、花持ちの良い品種、病気に強い品種について)
———————————————
【春とは異なる秋のバラの色・香・実について】
春のバラは5月中旬から6月上旬、秋のバラは10月中旬から11月中旬に見ごろを迎えると言われていますが、秋のバラには春にはない魅力があります。今回はその3つの魅力をご紹介します。
秋のバラの1つ目の魅力は『色』です。秋のバラは少しずつ気温が下がる中、ゆっくり育ちます。そのため、どの品種も花の色が濃くなり、深みを帯び、美しさを増していきます。1輪ずつ深く美しく咲き誇る秋のバラの『色』にぜひご注目ください。
エレガントレディ(左;春、右:秋)
2つ目の魅力は『香り』です。秋のバラは1輪1輪の色も美しいですが、深い香りも魅力です。秋の低い気温でじっくりと濃厚な香りが引き出されます。
今回は、香りの強い秋のバラの中でも、ひときわ香りの良いバラをご紹介します。バラそれぞれの香りの違いもお楽しみください。
3つ目の魅力は『実』です。秋はバラが実る季節でもあります。バラの花の色は様々ですが、バラの実はどの品種も真赤に実ります。バラの実は「ローズヒップ」と呼ばれ、「ローズヒップティー」としてもお楽しみいただけます。
バラの各品種の違い、良さを楽しめるのが秋のバラの魅力です。秋のバラは、紅葉の時期が最も美しいとも言われます。ぜひ秋のバラの奥深い魅力をお楽しみください。
【これからバラを育てたいと考えている方におすすめのバラの品種について】
世界のバラの品種は現在3万種以上とあると言われ、日本生まれの品種も数多くあります。今回は当ローズガーデンでも植栽していて、初心者の方でも育てやすい品種についてご紹介します。
[地植え鉢植えに適した品種]
地植えの場合は、アーチやポールなど構造物と一緒にメインの場所で大きく魅せることができるつるバラの〈ローズうらら〉がおすすめです。 剪定した箇所から間延びせず開花するため、構造物の形のまま花をつけてくれます。
鉢植えの場合は、ベランダやバルコニーといった制限のある環境でも育てやすいバラをおすすめします。なかでも耐病性や耐寒性に優れ、花付き花持ちもよく、コンパクトに仕立てることのできる〈レヨンドゥソレイユ〉はおすすめ品種のひとつです。
[香りの良い品種]
直訳すると『愛の香り』という名前の通り、ダマスクモダンの甘くて優しい香りがする〈オドゥールダムール〉。 香りの良さと耐病性の強さの両方を兼ね合わせることは難しいとされていますが、その両方の性質を見事に持ったバラです。直立性のある品種ですが、枝の仕立て方でつるバラのような仕立て方にもできます。
[花持ちの良い品種]
シックでクラシカルな茶色系の花色の〈カフェラテ〉。 エスプレッソとミルクが混ざり合ったカフェラテの色味や、少しスパイシーなミルラ香の香りが大人の魅力を表現しています。切り花として人気の品種であり、贈り物としてもおすすめです。
[病気に強い品種]
〈ノックアウトシリーズ〉は、耐病性や乾燥にも強いだけではなく、春から晩秋まで繰り返し開花し、長い間、バラの花を楽しめます。
その代表格で、殿堂入り※した濃いローズピンクのノックアウトをはじめ、白色のホワイトノックアウトや黄色のサニーノックアウト、 性質そのままに花弁の数が増えたダブルノックアウトなど、シリーズには品種数が多く、自分好みのノックアウトを見つけることもできます。
※世界40か国からなる世界バラ会連合が、3年に1回開催する世界バラ会議において「世界中どの環境でも育てやすい」「多くの国で長く愛されている」「人類普遍の美意識」の3つの基準により選出される。1976年に”ピース”が選出されてから、今までに17品種が殿堂入りを果たしている。
いかがでしたか?
次回は9月30日の更新を予定しております。
ぜひ次週もご覧ください!